位相法(いそうほう)
十二支同士の特別な関係のことです。
例えば、下記のような命式があった場合、
この赤い丸で囲んだところが、十二支です。この十二支同士の関係のことです。
この場合は、申子辰(さるねたつ)で三合会局ということになります。
普段、使わない言葉なのでとまどいますね!
算命学を勉強すると必ず出てくる技法で、これからは何度も耳にすると思います!
「今年は年支に半会が廻るから何か新しいことをしよう。」とか、
「今年は年支に対中が廻るからなかなか前に進めないなあ。」など、聞かれたことがあるかもしれません。
または、占いブースや鑑定士さんに似たようなことを言われた人もいるのでは。
*命式にあるか。
*後天運で回るか。
位相法が命式にある人もいますし、ない人もいます。
後天運の位相法は全員にまわります。(平等ですね!)
命式のなかに位相法があると、行動パターンがつかみやすいですね。
あくまでも位相法は現実の出来事のため、その現象によるその人の気持ちはわかりません。
例えば、
経営しているお店が繁盛している!!という現象に対して、
「儲かって嬉しい」と思う人もいますが、
「着実に固定客をゆっくりと増やして行きたいのに急に忙しくなるのは困る。」
という場合もあります。
店が繁盛するという現実は同じですが、そこで本人にどのような精神的影響があるのかは、わからないということです。
位相法・合法と散法
位相法の種類は大きく分けると二種類ありまして、合法と散法です。
それぞれに意味や名前があります。現実世界における行動がわかります。
合法
前に進んでいったり、発展していったり、大きく広がっていく。
三合会局(さんごうかいきょく)
半会(はんかい)
支合(しごう)
方三位(ほうさんい)
散法
分裂したり(細かい小さなパートに分かれる感じ)小さくなっていく。
対中(たいちゅう)
害(がい)
刑(けい)
破(は)
異次元融合
散法の中に出てくる三合会局や半会のキーワードは異次元融合です。
これってどんな感じ?
とよく聞かれます。
確かにこれ、わかりにくいですよね?
物事が膨らみ、違う世界との交流ができるということです。
例えば、
今まで交流のなかったタイプの人と知り合いになったり、経験のない種類の仕事を始めたりと今までとは違う世界の交流ができたりします。
戸建ての家を想像してください!
今までは1階のみで生活していたとします。
手狭になったし、家族の人数が増えたということで、2階を増築~。
2階に子供部屋とかリビングとか作ったとすると・・・・ライフスタイル、変わりますよね?
広々とした空間でゆったりすごすことができるし、今までは1階のみで生活していたけれど、2階と1階を行き来することで新しい世界が広がる・・・
そんな感じです。
だから位相法でいう半会が回ってくると
異次元(2階という新しい階)と
融合(1階と2階が結ばれて交流ができる)するということになります。
平面的な広がりではなくて、立体的に広がります。階層をこえて広がる感じですね。
合法のほうがいい?
後天運で見る場合、
命式と、回ってくる年運の関係を見るので、誰にでも、合法と散法が回ってきます。
合法が回ってきたほうがいいこといっぱいありそうなムードがありますが・・・
そんなことはないです。
合法がたくさん重なるととおさまりつかなくなって結果的には、発展することなく何も残らないこともありますし、
散法ばかりだと、悪いことばかりのようですが、うまく人とのご縁が切れたり、終わらせたかった事柄に終止符をうつことができたりします。
自分の状況により、まわってくる位相法が吉と出るか凶と出るかはわかりません。
どんな十大主星が回るか
回ってくる十大主星でも変わってきます。
先ほどの半会が回ってきたときに龍高星が回ってきていたらどうでしょうか。
龍高星は変化・改革を好む星です。
その時に異次元融合の半会が回るととてもしっくりきますね。
世代を超えて、国境を越えて、多方面に交流するのは龍高星。
今までおつきあいしたことがないタイプの人と出会い、交流を深めることにもあっています。
後天運で回る位相法と、めぐってくる十大主星の性質が合えば、とても過ごしやすい年になります。
独立したい、転職したい、結婚したいなど大きなイベントがある時はうまく位相法と照らし合わせて行動していくと、思い描いた満足のいく結果が出そうです。
では(^^♪